胸の中に溜まりに溜まったストレスの塊を何とかしたくて空を見上げるが、ぎらついた太陽がまぶしいばかりで、慰めになる葉っぱの皆さんの顔すらよく見えない。
こうなったらもう、外に飛び出すしかないのである。
じっとしていてはいけない。
外に出れば、自分以外の人間の姿に出会う。
自分の周りで息をして、動いている人間の気配を感じる。
それでいいのだ。
究極的に心が死にかけたら、葉っぱすらただの景色になってしまう。
人間を癒すのは、やっぱり人間なのだ。
早く葉っぱセラピーでなんとかなるところまで回復しよう。
コップを洗うとか、領収書を整理するとか、テーブルを拭くとか、目の前にある片づけたらすっきりすることを、地道に片づけて行こう。
そして、好きなことをひとつずつやって行こう。